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吹き付けなど建築用仕上げ塗材の種類2つを解説

本来、塗料とは異なる分類にはなりますが
おもに、外装仕上げに用いられる塗料として「建築用仕上げ塗材」があります。

過去には、JISで「建築用吹付材」という分類でしたが
1984年の改正で「建築用仕上げ塗材」と呼ばれるようになりました。

おもなものに、「①薄付け仕上げ塗材」と「②厚付け仕上げ塗材」という2つの種類があります。
それぞれの特徴を見ていくことにしましょう。


【薄付け仕上げ塗材】
塗り厚1~3ミリ程度の単層仕上げ塗材で、一般的には「リシン塗材」と呼ばれ
比較的低コストの仕上げ材として親しまれているものです。
塗膜構成要素には、セメント、合成樹脂エマルジョンを使用し
骨材、無機質粉体、顔料を混ぜ合わせたものを、1層で吹き付けていきます。

ザラザラとした砂壁状の仕上がりが特徴ですが、浸透性が高く防水性はあまり高くありません。
ですので、近年では、外壁に使用されるケースはほとんどなくなりました。

ゴム系樹脂などを加えて弾性を持たせた弾性リシンもありますが
こちらも塗膜が薄いので、やはり高い防水性は期待できず
雨のかからない天井や、屋内部分で多く用いられている塗材となっています。


【厚付け仕上げ塗材】
おもに外壁で使用されるのは、こちらの厚付けのほうになります。
一般的には「スタッコ仕上げ」などと呼ばれています。
塗膜は5~10ミリ程度あり、立体的な陰影をつけやすくしています。
主材となるセメント系、合成樹脂エマルジョン系などの塗膜構成要素に
骨材や無機質粉体、顔料などを混ぜ合わせ、粘土を調整していきます。
厚みをつけるためにも骨材は大きめのものが入ります。

重厚感がある一方で、汚れがつきやすい傾向にあり
防水性能向上や汚れ防止のために、トップコートを上塗りする場合もあります。


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